2022年香蕉文化
2022/01/07
クリーンミートの商业化に向け、オルガノイド技术を世界で初めて适用した技术开発を开始
日挥ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤 雅之)は、国内EPC事業会社である日挥株式会社(代表取締役社長 山田 昇司)が、このたび動物細胞を培養して食肉を生産するクリーンミート(培養肉)の商業生産を目指し技術開発を行う新会社を設立しましたので、お知らせします。
1. 新会社設立の背景と目的
世界的な人口の増加を背景に、将来的に食肉消费量の増加が见込まれています。一方で、温室効果ガス総排出量の约14%*1が畜产由来であり、地球上の农地の约75%*2が畜产用であることなどから、従来の畜产生产体系における环境负荷の高さが课题となっており、代替肉の普及に対する期待が高まっています。
代替肉の中でも、クリーンミートは动物の细胞を体外で培养して生产される食肉であり、植物由来代替肉と比较して动物性の栄养素を补えるなどの利点を有し、新たな代替肉の生产方法として注目されています。现在、世界中でクリーンミートの研究开発が进んでおり、2040年には食肉全体の35%*3をクリーンミートが占めると予测されています。
本技术开発では、横浜市立大学武部贵则特别教授(东京医科歯科大学教授、シンシナティ小児病院准教授を兼任)および、順天堂大学赤澤智宏教授が開発した、食肉组织から特定の幹細胞を取り出し、効率よく培養して食肉オルガノイド*4と呼ばれる组织体を作成する手法を世界で初めて適用します。開発にあたっては、横浜市立大学の保有するオルガノイド作成技術を食料生産へ応用するための特許ライセンス契約を締結し、商業化に向けた検討を行います。
クリーンミートの大量生产を実现するためには、製造コストの低减や製造规模の拡大が不可欠であり、设立した株式会社オルガノイドファームでは、今后外部の知见も活用しつつ、当社グループが医薬品分野を通じて培ってきた细胞培养関连技术や大规模生产を可能とする工程の自动化?効率化などのエンジニアリング技术力を駆使し、栄养改善などを実现する高机能?高付加価値なクリーンミート生产技术の确立を目指します。2030年に商业プラントの运転开始を予定しています。
2. 株式会社オルガノイドファームの概要
| 1. 代表者 | 山木 多恵子(日挥株式会社 未来戦略室) |
|---|---|
| 2. 設立日 |
2021年11月29日 |
| 3. 資本金 |
5,000万円 |
| 4. 所在地 | 神奈川県藤沢市(湘南アイパーク内) |
| 5. 事業の概要 | 细胞培养による食料生产技术の开発?コンサルティングなど |
| 6. 出資比率 | 日挥株式会社100% |
| 7. 特別技術顧問 |
武部 貴則 教授(東京医科歯科大学統合研究機構先端医歯工学創成研究部門教授/ シンシナティ小児病院オルガノイドセンター副センター长/横浜市立大学特别教授) |
3. 今後の方針
当社グループは、中期経営计画「Building a Sustainable Planetary Infrastructure2025」のもと、公司グループとして取り组むべき重要课题(マテリアリティ)として「环境调和型社会」の実现を掲げ、温室効果ガスの削减に资する様々な取り组みを行っています。クリーンミートの普及を通じて、畜产生产体系における温室効果ガスの削减と、人々の健康で豊かな生活の実现に贡献してまいります。
- *1出典:FAO (food and agriculture organization of united nations) 2013
- *2出典:Nature Analysis "Solutions for Cultivated Planet (2011)"
- *3出典:
- *4
オルガノイド:「器官(organ)」と「~に類似したもの(-oid)」の造語で、立体的な3次元構造を形成するよう培養された立体组织のこと。体内に存在する臓器に近い特徴を有するため「ミニ臓器」とも呼ばれる。基礎研究や創薬研究、再生医療への応用で注目されているが、本事業ではこのオルガノイド培養技術を食料生産に応用する。特定の幹細胞を使用した食肉オルガノイド作成技術では、細胞が自発的に组织化する特徴により、効率的に培養肉を生産することが可能となり、時間短縮と低コスト化の実現を通じて商業化に向けたスケールアップへの貢献が期待されている。